ヨガのアジャストと医療での介助
普段の仕事の中で患者さんの車椅子移動や歩行をお手伝いしています。
時々看護師さんから、「リハビリのときは歩けるのに、看護師とは車椅子に移る時でも立てない。」
と相談されることがあります。
介助方法を見てると、前に立ちはだかって引っ張りあげるようにして介助をしていることが多いです😱😅
前に立ちはだかると視界が遮られて何に座るかも分からないし、全力で引っ張られると患者さんは
釣り上げられるので地面を蹴って膝を伸ばすことができない(ヨガでのグランディングができない)💦
理学療法士はこの患者さんはどの動きを誘導すればい動きやすいかを評価して、その人に合わせた介助方法と
介助量を選択します。患者さんの能力を引き出すことで、安心してご自分の力を出すことができます。
これはヨガのアジャストも同じだと思っています☺️
レッスンでダウンワードドックの時に後ろから骨盤をグイッと引っ張られたことはありませんか❓
私もそのアジャストを受けたことがありますが、手が床から離れて怖かったり、ハムストリングスが
急に伸ばされて痛かったという思いをしたことがあります。
私が養成校で習ったのは、「アーサナは快適で心地よくなければならない。」です。
先生たちのアジャストは、まずは口頭アジャスト。そこで動きまたは呼吸が変わればそれで良いし、
もう少しサポートしたほうが心地良いかなと思う時に骨盤や股関節に手を添えて、そこを少し押すように
生徒さんに意識してもらうという方法でした😃
アジャストも様々な方法や考え方がありますが、私は患者さんと向き合う中で介助とヨガのアジャストは
似ているなぁと日々感じたりしています。